© 長谷川義史

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Caroline カロリーヌ

©Hachette Livre 1984

今から50年以上もまえ、フランスでひとりの女の子が誕生 しました。この絵本の主人公、カロリーヌです。カロリーヌとなかまたちの楽しいお話は、たちまち子どもたちに人気となり、今もなお愛され続けているのです。

作者紹介

Pierre Probst 『ピエール・プロブスト』

1913年フランスのミュルーズに生まれ、地元の美術学校で絵画を学ぶ。絹織物に下絵を描く仕事や、出版・広告の仕事に携わったのち、愛娘シモンヌをモデルにした「カロリーヌの物語」シリーズ(Hachette社)を発表した。

このシリーズは子どもたちの絶大な人気を得て、日本をはじめ多くの国で翻訳出版された。ほかの作品に「Fanfan」シリーズや「Tim」シリーズがある。 2007年4月永眠。

登場人物





Caroline「カロリーヌ」いつも明るく元気な女の子。みんなのお姉さん的存在。

Youpi こげちゃの「ユピー」

むじゃきなユピー。貝ひろいに夢中になるあまり、海にとりのこされたこともある。

Noiraud くろねこ「ノワロー」

いたずらが大好き。「つきへいく」の巻では、宇宙人に扮してみんなを驚かせたりもした。

Bobi しろくろ「ボビー」

のんびりやさん。ゆきやまで遭難したときには、みんなの心配をよそに、ひとりでケーキを食べていたことも。

Boum くまのブム

力もちでやさしいブム。「ひっこし」の巻でも活躍。はちみつが大好物。

Pipo まっくろ「ピポ」

ひつじかいの経験があり、とっても勇敢。チーズづくりはお手のもの。

Pitou ひょうの「ピトー」

美しい毛皮のピトー。高いところが苦手のようだが、パリの空をただようという貴重な体験をした。

Kid らいおん「キッド」

「おうさまケーキ」の巻では、見事おうさまをひきあてた強運の持ち主。特技は「くさりやぶり」。

Pouf しろねこ「プフ」

ちょうネクタイをしめたおしゃれさん。「ぼくじょうへいく」の巻では、一躍英雄に。しろねこクラブ所属。

フランス生まれのカロリーヌはとってもおしゃれ。カロリーヌのワードローブをのぞいてみよう
・・・トリコロールの水着が青い海によく映えます。
・・・サーカス団の団長らしく、きりっとしたカロリーヌ。
・・・赤はカロリーヌのテーマカラー。スキーウェアももちろん赤!
・・・ホームズルックもばっちりきめて、難問を解決!
・・・仮装舞踏会では公爵夫人をよそおって…。
・・・アリゾナで牧場生活を満喫。カウボーイに見えるかな?>
Caroline カロリーヌ Q&A

Q:カロリーヌのキャラクターで、いちばん最初にできたのはだれ?

A:作者のプロブストさんは小さなコッカー・スパニエルを観察しながら、何度もスケッチを重ねたそうです。それがユピー誕生のきっかけになったとか。その後、ピポやブムといったほかのなかまたち。

Q:30年ほど前に小学館版を読みました。おぼえている場面がBL版にはないようですが…?

A:当シリーズは、以前発行されていたシリーズの復刊ということで、当時の読者の方々から、なつかしいという声を数多く頂戴いたしております。

「カロリーヌ」シリーズがフランスで誕生したのは、今から50年近く前のことです。
以来世界中の子どもたちに愛され、現在までに何度も版を重ねているのですが、途中でお話の内容やイラスト、巻構成などが少しずつ変更されております。

私どもで出版しておりますのは、現在フランスで発行されている「カロリーヌ」シリーズの日本語版ですので、以前あったシーンがなくなっていたり、新しいシーンが描きたされたりしています。

Q:カロリーヌがオランダやイタリアにいくお話はどの巻?<

A:小学館版「カロリーヌのヨーロッパりょこう」は、現在フランスでは発行されておりません。
したがいまして、当社のシリーズの中には含まれていません。