- 文/今江 祥智
- 絵/田島 征三
- 定価/本体1,400円+税
- 27×19cm 32頁
- ISBN978-4-7764-0016-5
三太郎は龍のくせに気がよわく、いつも沼の底でとぐろを巻いて、息を殺している。ところが、ある夜、ふとしたことから村人に見つかってしまい、村は大騒ぎに・・・・・・。神様にまつりあげられた龍の、なんともユニークなお話を、迫力ある絵でいきいきと描いた作品です。
-
- まず絵が気に入りました。粗削りで線も太くて、でも気弱な竜のことがとてもほほ笑ましくて・・・。農民たちに雨を降らせて喜ばれ、竜神として祀られる。そんな力のあることも威張ったりせず恥ずかしそうに、また、水底へ隠れてしまう。奥ゆかしい姿にひかれます。
- 9歳女の子