- 原作 グリム兄弟
- 絵/リスベート・ ツヴェルガー
- 文/レナーテ・レッケ
- 訳/池田香代子
- 定価/本体1,500円+税
- 30×25cm 29頁
- ISBN978-4-7764-0404-0
繊細な筆遣いで、格調高く描き、世界中にファンをもつリスベート・ツヴェルガー。今回は、『ハーメルンの笛吹き男』で、グリムの世界を描きます。町中にねずみの大群が押し寄せたハーメルンの町。ねずみ取り男が現われ、たんまり礼をくれるならねずみを追い出すといいます。町の人達は、望みの礼を約束し、男は、笛を吹き、ねずみを川でおぼれさせました。ところが、ねずみがいなくなると、町の人達はなにかと言い訳をして、礼をしませんでした。町を出て行ったねずみ取り男は、あるときふと、町に舞い戻ってきました。目は怒りにぎらぎら光り、心は復讐に燃えて・・・。今なお謎につつまれる伝説を、ツヴェルガーの魅惑的な絵でご堪能ください。