- 作/ピーター・シス
- 訳/福本友美子
- 定価/本体1,600円+税
- 31×24cm 48頁
- ISBN978-4-7764-0434-7
冷戦下のチェコで育った絵本作家の軌跡を描く自伝的絵本。いわれた通りに絵をかき、いわれた通りに考えていた子ども時代。やがて、ロックンロールやビートルズといった自由な世界の音楽が入ってきて、世界は少しずつひらけはじめる。1968年プラハの春。そしてその終わり・・・・・・。自由を夢見るピーターのまえに、かべは厚く、大きくたちはだかっていた。
- 遠い東欧のできごとが、この作品を通して(シスの眼を通して)、私の眼の前に広がってくるのを実感しています。一見“自由な国”日本では、私たちは本当に“強制”されずに、自由にモノを言うことができているのだろうか?「消されても消されても、また(夢を)かい」ているだろうか?考えさせられます。
- 50代 女性