- 文/宮内婦貴子
- 絵/いせひでこ
- 定価/本体1,600円+税
- 27×23cm 32頁
- ISBN978-4-7764-0697-6
おさびし山にあった一本のさくらの木に旅人がたずねます。「ちらない花はあるのですか」「さいた花はかならずちります」さくらの木はこたえました。数年後、旅人はふたたび山をたずねますが、そこにはもう木はなくなっていて・・・・・・。「生命はめぐりめぐるものだから、また生命の花のさくときに、そのときのために、出会ったことをおぼえていましょう」東日本大震災を経ていせひでこが新たに作品と向き合った、生命の物語。1987年あすなろ書房より出版された絵本を底本とし、新たに絵を描きおこして制作しました。
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- 何回読んでも感動する。命の大切さ、不思議さ、桜の木は老木となって切られてしまったが、時を経て、また新芽を出し生まれ変わる。なんてロマンチックで素敵なお話なんでしょう!絵も淡い色合いで素敵でした。
- 80代女性