- 作/水凪紅美子
- 絵/げみ
- 定価/本体1,600円+税
- 20×14cm 200頁
- ISBN978-4-7764-1102-4
小学5年生の風花(ふうか)のおじいちゃんの家のとなりには、“けものみち”と呼ばれる場所がある。おじいちゃんの家を中心にあらわれる、ときにおそろしく、ときにあたたかい、不思議なものたちとの交流を深めていく風花。そのなかで、普段はひょうひょうとして明るいおじいちゃん自身の、“不思議”の秘密が明らかになっていく。「人はだれでも、知らない場所から来て、知らない場所へ行く」ということをテーマに、優しくあたたかな不思議を描いた物語。小学校中学年から。
- 風花のよき理解者であり、不思議の世界に近いおじいちゃんがとても魅力的でした。あっという間に、不思議な世界に引き込まれました。少しこわくて、でも美しく優しい物語でした。すてきな物語をありがとうございました。
- 30代女性
- 本の表紙がとても魅力的で、読んでみたらストーリーもとてもおもしろかった。こわかったり、おもしろかったり、いろいろな気持ちになれるおはなしがたくさんで良かった。目の前にすてきな景色が見えてくる文章でした。終わりの方でマルが死んでしまうところはとても悲しかったけど、しあわせそうで良かった。自分が今年、犬を亡くしたので思い出してしまって、うちの子もそうだといいと思いました。
- 30代女性
- ちょっと不思議でこわい箇所もありましたが、読み終えると「ああ、こういう世界がみえるおじいさんと風花が仲良くていいなぁ」そう思えました。
- 60代女性