- 作/ソハ・リム
- 訳/石津ちひろ
- 定価 本体1,600円+税
- 31×15cm 32頁
- ISBN978-4-7764-1116-1
ウサギのミロとソナタは森のどうぶつたちに、パーティーの招待状をだしました。お気に入りのおてんきのりょうりをもちよって、みんなでいっしょに食べるのです。ミロは朝もやのエキスをケーキにしのびこませました。ハイイロリスさんは雨の音をききながらあつめた葉っぱのお茶を、ブタさんは雪の日によく食べたクッキーをつくり、持っていきました。みんなで一緒におなかいっぱいたべたなら、少しだけ、みんなとの距離が近くなる。あたたかく、しあわせな気持ちになれる絵本です。
- 霧、そよかぜ、くもり空、朝もや、雪、雨音、夕立のあと、五感が記憶している思い出の味、スープの隠し味、花とハーブのかおりを集めるシーンや朝もやのエキスをケーキにまぜこむシーンに、思いきった縦長の形が生きています。中間色の色使いの絵が懐かしさをかもし、語りすぎない文章に合っていて、そっと抱きしめたくなる本です。
- 60代女性
- 日本人にとってなじみのない内容で、様々なことを知る良い絵本であった。今後も、日々の暮らしでは体験できない内容の本を読んでみたい。
- 40代男性、4歳男の子